文系修士女の就活ブログ

文系大学院生(女・19卒)が就活していて思ったことを書きます。何かの参考になれば。

大学院の人間関係で見過ごされがちだけど大切な「あたりまえのこと」 指導教官の放置プレイにも効果あり

先週は、街中で大学院の入学式に向かう方々を見ました!

もうそんな季節なんですね~

合格された方、おめでとうございます(^^)

残念ながら合格では無かった方は、まずは今まで頑張って来られたと思うので、リフレッシュしてほしいです。何も考えずに、ぼーっと過ごすのはどうですか。

 

この記事は、前から書きたいと思っていた、研究室の人間関係のことです。

大学院を卒業式した今思うのは、やはり研究室の人となかなか会えなくなるのは寂しいなということです。

そう思えるのも、私の大学院の人間関係は、本当に恵まれていたからだと思います。

しかし、残念ながら人間関係の悩みで病んでしまった人は私が知っているだけでも1人ではありません。そして、どの人も変わっている人だという印象は無いです。大学院に入るまでは、端から見ていて、特段変わりなく元気にやっていたと思います。

 

脅すようですが、どんな人も、病んでしまう可能性があります。

 

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人間関係でラクになるために、私が大事にしたいのは、

人に利益を与えられる存在になる

 ということです。

 

(実はこれ、某企業の面接で、自分の体験を語ったところ、面接官に言われた言葉です。そのとき初めて、自分が大事にしていることに気付きました。ちなみにその面接は突破したけど、次の面接でボロボロ、ご縁は無かった…。でも学びがあったからOK!ってことにしてます。笑)

 

研究室の中で自分自身がそういう立ち位置になっておくことは大事だと思います。そうしたら、自分も助けてもらえます

 

人文系の学問は理系の多くの研究室に比べ、みんなで一緒に過ごす時間も短いし、研究していることも人それぞれ。

でも、先輩達を見ていて思うのは、論文を書いたり、研究会に出ることで、その後の活躍につなげていく人って、結局人と人のつながりを大事にできている人なんです。

確かに、仕事や就職先などをゲットするにも、学者としての優秀さは大事です。でも、人に憶えてもらって思い出してもらうような存在でなければ、そもそもお声自体、かかってこないのです。それだけでチャンスを逃していることになります。

 

では、人に利益を与えるってどういうことでしょうか。

学会のときにお酌して偉い先生方のところを回ること?

いえいえ、そういうことではありません。もっと普通のことです。

みんなに笑顔であいさつするとか、困っている人がいたら気遣ってあげればいいと思うのです。

めちゃくちゃ普通だけど、結構できてない人が多いところだと思います。みんな自分にいっぱいいっぱいになってしまうから。

 

ここまで書いてきたことを真に受けると、

「どんな仕事も引き受けよう!」

ということになりますが、もちろん仕事は選んで大丈夫です。

普通は、その人がこなせる仕事量・レベルを考えた上で仕事を振ります。

また、労働に対する報酬も、もちろん考えてくれます。

自分自身のやるべきことがあるのに、関係が悪くなることを恐れて、それらを犠牲にしてお手伝いを完璧にしようとするのは、本末転倒です。

中には、上の立場の人が下っ端院生を利用しようとすることもあるので、そこらへんはよく見極めましょう。

 

ちなみにこの方法は、指導教官とコミュニケーション不足であんまり良い関係が築けていない人にもオススメです。

鬼のように知識があって仕事もできる指導教官に対して、助けてあげられるようなことなんてないよ~と思う人もいるでしょうか。

いやいや、人間ですもの。観察して、日々気をつけていれば、相手もボロを出し(?)ます。特に、私の指導教官が多忙すぎて放置プレイくらってるぜ…みたいな場合には色々な意味で効果あります。

私がやっていたことは2つあります。授業のアシストと、セミナーや新刊の情報提供です。前者は、授業の議論を盛り上げること、後者は、自分が参加したり読んだりしたものの中で教授が興味持ちそうなものについて、どんな感じが報告することです。

放置プレイに効果あり、と書きましたが、私の場合もまさに教授がご多忙なパターンでした。どんな風に効果があったかというと、コミュニケーションのきっかけになるのが大きかったです。例えばこんな感じ↓

私 「この前こんな研究会行きました」

教授「え、知らなかった!面白そうな発表だね、よかったらレジュメコピーさせて!」

私 「はい♪今度先生の研究室に持ってうかがいますね^^(しめしめ…)

こういう方法で、少しだけでも時間を割いてもらうことができます。

 

役に立とうと思って相手のためにやったことが、的外れでも良いんです。

正直なところ、こうして私が教授に持っていったものが実際どれほど役に立つ情報だったかはわかりません。

それでも、私はあなたの役に立ちたいです、あなたとコミュニケーションとりたいんです、っていう意思表示には確実になっていて、人間関係を維持するうえでそれが本当に大事なことだったと思います。

 

ダメもとでお試しあれ!