文系修士女の就活ブログ

文系大学院生(女・19卒)が就活していて思ったことを書きます。何かの参考になれば。

文系大学院生の就活は厳しいのかー頑張ってもうまくいかないときは

今回は文系大学院生って結局就活厳しいの?問題について書きたいと思います。

f:id:naitewarau:20180828112825p:plain

私もつい最近まで文系大学院生(人文系でフィールドも大抵の日本人があまり知らないような外国)として就活をしていました。世間のイメージ通り、就活は苦戦。

 

naitewarau.hatenablog.com

 

もう、こんなに頑張ってるのに!努力しても上手くいかないのは文系大学院生だからなのかなってすごく悩みました。

文系大学院生は就活厳しいよという記事

「頭のいい」女子はいらないのか——ある女子国立大院生の就活リアル | BUSINESS INSIDER JAPAN

 

いやいや、言うほど文系大学院行ったって就活の難易度は変わらないよという記事

文系院生は「就活詰んだ」のウソ~成功・失敗の分かれ目は(石渡嶺司) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

どっちなんだよ!という感じですが、私の考えはこうです。

文系大学院生の就活がうまくいくかどうかは人による。でも、文系大学院生に多い傾向のある行動のクセ・価値観*1が民間就活には適していない。

ただ、自分の身の回りの人を観察して思ったことなので、話半分に聞いてくれると嬉しいです(^^;)

就活をそこそこ準備してやってるつもりなのに、書類選考や初期の面接は通るのにそこからが…という周囲の大学院生(自分自身もです)を見ていると、以下のような傾向の人たちが文系大学院に一定数おり、就活に苦しみがちなのかなと思いました。

 

・行動を起こす前にじっくりと調べる。

・提出物などはなるべく完璧にして提出したい。

・人に弱みを見せたり、相談をしたくない。プライドが無いようでいて実はある。

 

このような傾向のある人は情報を仕入れ→自分なりに考えて消化し→アウトプットの練習をし→再び反省して修正するというサイクルが滞りやすく、結果、頑張っているのにうまくいかないと感じてしまうのかと思います。

まず最初の2つの段階では、調べることが得意・好きな人が多いので、人並み以上には情報収集し自分の中で深く理解しようとします。

私はこの段階に時間をかけすぎて、アウトプットの練習が不十分になり良い結果が出ませんでした。いま思うと、確かに頑張ってはいたんですけど、アウトプットの練習にもう少し力を注げば、だいぶ近道だったな…

人からフィードバックをもらうことを恐れている(完璧主義的な)傾向があると、余計そうなってしまいがちです。

でも、未完成なものでも、信頼できる人には見せた方が良いです。自分だけでチェックして最初から完璧なものができるなんて無理があるんですよ。

ESの添削とかは抵抗あるなと思う人は、概要だけでも良いので、軽く話してみて、相手の反応をうかがうのもいいかもしれません。軽い愚痴でも良いと思う。

人に見てもらうと、必然的に締め切りができます。それも良いのです。やろうと思えばできるのに、もうちょっと調べてから書こうかな…っていう気持ちが生まれますが強制的に締め切りを作ってしまえば、アウトプットを始めざるを得なくなります。

こうしてアドバイスをもらったら、もう一度自分なりに消化して修正します。ここで気をつけたいのは、アドバイスに引きずられすぎること。自分はどうも納得できない、ということは例えキャリアカウンセラーに言われたからといってやらなくてもよい。

文系大学院生は、深く考える力や本当にそれってあってるのかな?と疑う力はあると思うので、ここではその力を存分に発揮しましょう。

面接本番を終えたら、ノートに振り返りをします。※ノートについてはまた別の記事に書きます。

反省をする際、持ち前の熱心さと分析好きのためか、「私どこがダメだったんだろう…」と思い詰めることもありました。ですが、世の中にはちょっと考えたくらいではわからないことも多いから、立ち止まらずにとりあえずの仮説を考えて試して修正というサイクルを繰り返すしかないんだぞ、と過去の自分に言いたい。

 

ここまで書いていて、研究もある意味同じかもしれないなと思いました。調べを進めた結果、それまでの仮説がダメになることも沢山あると思います。でもそこで落ち込みすぎず、気分転換などもうまくはさみながら、また次の方法を試してみるってことですもんね。

修論頑張ろう。

 

長い長い就活の中で、試行錯誤してたどり着いた自己PR方法はこちら。

 

naitewarau.hatenablog.com

 

*1:こう書くと差別っぽいので言い訳ですが、文系大学院生だからというのは選考において決定的な要因にはならない、それよりも、他の候補者と比べて企業にとって魅力的に見えない人が落ちてしまうのではないかと言いたかったのです。人文系大学院生に対する物珍しそうな視線、「こいつ何やってるのw」的な面接官の言動に接したことは多いですし(出版や新聞ではあまり感じなかった)、文系大学院生であることが学部生と比べるとマイナスポイントにも多少なったとは思いますが、それを上回るプラスを面接で発揮できなかったのは自分の準備不足も大きな要因だったと思います。